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ころわん'S・かふぇ

ころわん'S・かふぇ

自然 出産

  
  我が家は 長男を 自宅で出産しました。そして、家族だけで
 新しい命を 迎え入れたのです。何故 自宅で、家族だけでお産を
 する事を選んだのか・・・
 
  それは、一番自然な形で 命を誕生させたかったからです。
 本当に ただそれだけの理由で・・・

  お産の 直前まで、周りには反対する人たちも もちろんいました。
 皆、私と生まれてくる子供のことを 心配してくれていました。

  主人は、何度も何度も実際のお産を シュミレーションして
 練習し、その日に 備えました。

  もちろん、私も不安が 無い訳ではありませんでした。
 でも、自分と お腹の中の子供を信じるしかありません・・・
 毎日 一生懸命お腹の中に向かって、話しかけました。

  陣痛が 始まりました。1999年3月26日深夜2時頃でした。
 それから、5日間強い陣痛が来ては 、また 弱くなり・・・
 その繰り返しでした。 あまりの痛みにこの5日間は ほとんど、
 眠ることも出来ませんでした。

  そして3月31日深夜2時、 また強い陣痛です。
 でも、5日間も
こうして生まれていないんだから・・・半分あきらめていました。
 しかし、30分程して お印! 生まれる!!
  
   それから5時間後の 午前7時28分 
  新しい生命は 誕生しました。
  主人が へその緒を切り、主人と母で産湯に入れました。

   あんなに、 自宅出産に反対していた母も、「自宅出産で
 よかった」と涙で言っていました。

   何故、あんなに生まれるまでに時間がかかったのか・・・
  それは産まれてきた子を見て、すぐに分かりました。
   子供の頭がアーモンドの様に、細長くなっていました。
  
   もともと、母方の家系の影響で、叔母も母も
  子宮口が 狭く、開きにくい体質だったのです。
   
   叔母も、お産には大分時間がかかった様です。
  母はも、やはりなかなか生まれず、私の時は陣痛促進剤
  を使用され、母子共に危険な状態になった程の、難産だった
  そうです。
   
   そんな、私の体質のため、生まれるのに苦労したであろう子は、
  おそらく、ちょっとずつ頭の形を調節していた為、時間が
  かかったのだと思います。

   私の出産後しばらくして母が、私に「あなたも 病院に行っていたら
  危なかったかもしれない。 自然にゆっくり産んでよかったね」と
  言ってくれました。

  出産を体験してみて、一番驚いたのは、お腹の中から生まれようとする
  子供のエネルギーの強さでした。
  
  痛みとか苦しみよりも、どんどん溢れ出るエネルギーに
  圧倒され、産むというよりも むしろ産まされているといった
  方が、ふさわしい感じでした。
   
   最近では、無痛分娩する方も、増えている様ですが、
  私からしてみれば、もったいないな~と思います。
  あのエネルギーを100パーセント体験しないなんて・・・。

  あれは女性にだけ与えられた、スピリチャアルな贈り物だと
  思います。


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